診療のご案内

●みどり整形外科クリニックの診療方針line

患者さまの主体性を尊重し、患者さまと相談しながら治療方針を決めていきます。

電子カルテの使用、診断装置・機器の電子化、デジタル化など、ITを用いた最新の医療環境を整えて患者さんの身体に優しい医療を提供できるよう努めます。

病診連携を重視し必要な場合には、適切な医療機関にご紹介いたします。
またMRI、CT等の検査が必要な場合も、提携医療機関にお願いし、迅速に対応いたします。

●診療科目line

整形外科

●整形外科とは、身体を動かす部位(運動器官)の障害を治す(整える)診療科です。
●具体的には、骨・関節・靭帯・筋肉・腱・神経・脊髄の障害、病気が対象になります。
●治療法としては生活動作の指導を含め、薬物療法、注射療法、神経ブロック療法、ギブス療法、運動療法、装具療法および手術的治療などから外部医療機関との連携も含めて選択します。
●専門性の高い領域としては、脊椎・脊髄疾患、骨粗鬆症、老人整形外科疾患、一般整形外科(外傷)などがあります。

リハビリテーション科

A当クリニック内で理学療法士によるリハビリテーションを行ないます。
B理学療法士が介護認定された方の在宅訪問リハビリを行ないます。
C介護保険による短時間通所リハビリテーションを行ないます。(2014/10〜)

●対応する主な症状line

首の痛み
肩の痛み
肩こり
肩が挙がらない
背中の痛み
肘の痛み
手首の痛み

対応する症状

手の痛み
手の痺れ
手の震え
手の変形
字が書きづらい
箸が使えない
ボタンがかけづらい

腰の痛み
股の付け根の痛み
膝の痛み
足の痛み
足首の痛み
足の変形

足の神経痛
足の痺れ
足の震え
歩きにくい
転びやすい
アキレス腱のけが

関節の痛み・関節の変形・関節の腫れ
皮膚の腫れ・皮膚の発赤・皮膚の化膿
けが・打ち身・捻挫・打撲・脱臼・骨折
すり傷・切り傷・やけど・肉離れ・むち打ち

●対応する主な疾患line

頸部椎間板ヘルニア、頸椎後縦靱帯骨化症、頸部脊椎症、頸部椎間板症、頚髄症、頚肩腕症候群、頚髄損傷、胸郭出口症候群、頸椎症性神経根症、筋性斜頚、環軸椎回旋位固定、脊髄腫瘍、脊髄空洞症、脊椎圧迫骨折、脊椎腫瘍、胸髄症、化膿性脊椎炎、カリエス、胸椎後縦靭帯骨化症、胸椎黄色靭帯骨化症、側わん症、肩関節周囲炎

対応する疾患

変形性肩関節症、四十肩、五十肩、腱板断裂、変形性肘関節症、上腕骨外上顆炎、上腕骨内上顆炎、腱鞘炎(De Quervain病)、離断性骨軟骨炎、テニス肘、肘部管症候群、手根管症候群、へベルデン結節、ばね指、母指CM関節症、腕神経叢麻痺、橈骨神経麻痺、後骨間神経麻痺、正中神経麻痺、前骨間神経麻痺、尺骨神経麻痺

腰部椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症、腰椎分離すべり症、腰部脊椎症、腰椎すべり症、腰部筋筋膜炎、腰部椎間板症、仙腸関節炎、強直性脊椎炎、硬化性腸骨骨炎、外側大腿皮神経炎、ハンター管症候群、足根管症候群、腓骨神経麻痺、大腿神経麻痺、変形性股関節症、股関節周囲炎、化膿性股関節炎、大腿骨頭壊死、内転筋付着部炎、大腿骨頭すべり症、成長痛、先天性股関節脱臼、恥骨結合炎、急速破壊性股関節症、変形性膝関節症、鵞足炎、膝内障、内側側副靭帯損傷、

半月板損傷、膝関節内血腫、前十字靭帯損傷、後十字靭帯損傷損傷、シンスプリント、腸脛靭帯炎、大腿骨顆部骨壊死、弾発股、ベーカー嚢腫、変形性足関節症、距骨壊死、足根不全症候群、足関節靭帯損傷、足関節捻挫、アキレス腱周囲炎、外脛骨、偏平足、外反母趾、足部滑液包炎、陥入爪、巻き爪、うおのめ、たこ、踵骨棘、足底腱膜炎、肘内障、単純性股関節炎、化膿性股関節炎、ペルテス病、円板状半月板、膝蓋軟骨軟化症、習慣性膝蓋骨脱臼、オスグッドシュラッター氏病、Blount病

骨粗鬆症、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨軟化症、靭帯骨化症、副甲状腺機能亢進症、化膿性関節炎、結核性関節炎、痛風、偽痛風、関節炎、骨腫瘍、軟部腫瘍、滑液包炎、骨髄炎、アキレス腱断裂、疲労性骨膜炎、骨折、疲労骨折、脱臼、筋挫傷、筋断裂、交通事故、外傷性頚部症候群、閉塞性動脈硬化症、各種スポーツ障害 

●高齢化と整形外科疾患

骨粗鬆症

ご高齢の方の骨折による「寝たきり」予防のため、骨粗鬆症の治療に力を入れています。
当院は、施設基準「二次性骨折予防継続管理料3」を取得しています。
「二次性骨折予防継続管理料3」とは、骨粗鬆症による大腿骨近位部(ももの付け根)骨折の手術後の患者さんに対し、その後の骨折予防のために必要な基準を満たした施設が認定されます。
当院では、日本骨粗鬆学会会員の医師(院長)と、日本骨粗鬆学会認定「骨粗鬆症マネージャー」の看護師がおり、骨密度測定や骨代謝マーカーの測定により、患者さん一人一人に最適な治療薬を選択し治療を行っています。

変形性
関節症

整形外科を受診すると「これは老化だから仕方ないね」「骨が変形しているから手術しないとダメだよ」と言われてガッカリしたことはありませんか?
もちろん手術以外に変形した骨を治す方法はありませんが、物理療法(電気、温熱治療)や運動療法により関節の柔軟性を改善し、筋肉を鍛えることにより痛みが軽くなっていくことがあります。
最近は高齢の方でも積極的な運動療法の効果が注目されてきています。
手術が嫌であきらめている方もやる気さえあれば自分で痛みをコントロールできる可能性があります。痛みが強い場合には痛み止めの薬や注射も併用する場合もあります。

靭帯骨化症

脊柱靭帯骨化症は多くは無症状ですが、脊髄の圧迫による神経障害が出現すると治療の対象になります。また転倒等のちょっとした外傷でも神経の麻痺が出現することがあります。
根本的な治療には手術治療が必要ですが、どの時期に手術を行うかのタイミングは専門医でも悩むことがあります。
当院では、脊髄神経の安静や循環障害の改善を目的とした保存治療(手術をしない治療)を行ないますが、各治療法の利点と欠点を患者さんと一緒に考えながら、必要な場合には適切な専門医をご紹介するよう考えています。

頚髄症

首の骨の老化に伴う変形や椎間板のヘルニア等により脊髄神経が圧迫されて発症します。
症状は手足のしびれや運動障害(箸が使いにくい、歩きにくい等)が主ですが、症状が急速に進行する場合や緩徐に進行する場合等さまざまです。
診断には脳の病気や他の神経の病気との鑑別も必要になり、MRI等の精密検査が必要です。治療法は保存治療(手術をしない治療)と手術治療がありますが当院では保存治療を行っています。治療の目的は頚部の安静と循環の改善になります。
症状が軽い場合にはこの治療で症状の改善することも多くあります。ただしこの治療法は神経の圧迫を取り除く根治的な治療ではないため限界があり、治りが悪い場合には手術治療が必要になります。
手術治療法は現在では手術手技、手術法の向上により比較的安全に行われるようになってきていますが、合併症の危険が全く無いわけではなく、慎重に検討して決断する必要があります。
保存治療、手術治療それぞれの利点欠点をよく知り、ドクターと患者さんがよく話し合って治療法を選択していくことが重要です。必要であれば適切な専門医にすみやかにご紹介いたします。

腰部脊柱管
狭窄症

腰の骨(腰椎)の老化や変形による神経(馬尾神経)の圧迫により発症します。
症状は歩いていると足がしびれたり痛くなって歩けなくなってしまう間歇性跛行が典型的です。
動脈硬化による下肢の血流障害でも同じ症状が出現するためその鑑別が必要です。
当院では腰から下肢の血流改善を目的とした保存治療(手術をしない治療)を行ないます。
症状が強く圧迫を取り除く手術が必要な場合には適切な専門医をご紹介い致します。

スポーツ
障害

近年、年齢を問わずさまざまなスポーツを楽しむ環境が整備されてきていますが、スポーツのやりすぎ(オーバーユース)による弊害も多く見られます。
重度の場合には骨、関節、靭帯を損傷する場合もあります。
その原因として、筋力の不足や柔軟性の低下等の基礎的な体力に問題がある場合があります。
当院ではスポーツ整形の治療で有名な船橋整形外科の理学療法士と連携し、スポーツ障害の進行予防を重視しています。スポーツ時の痛みが気になる方は気軽に受診ください。

アキレス腱
断烈

当院ではギブスと装具を使用し、手術を行わない治療を行っています。また超音波エコー診断を併用し、適切な治療が行えるよう工夫しております。
手術治療と比べ、入院の必要がなく、手術の傷跡が残らないため自然な状態で治すという利点があります。手術をしないで治したいと希望の方は御相談ください。

肩こり

お年寄りに限らず、肩こりに悩まされている患者さんは非常に多くなっています。若い方では、ストレスの多い現代社会の構造、コンピューターの普及などが原因になっています。
肩こりによりめまい、頭痛、自律神経障害等さまざまな症状を引き起こすことがあります。
肩こりの原因は普段の姿勢の影響等、日常生活動作と密接にかかわっています。
当院では積極的な運動療法を取り入れた温熱、理学療法を中心に加療を進めていきます。また枕の指導等日常生活の指導も行っております。

●レッドコードトレーニング事例動画line

レッドコードを用いたスリング・エクササイズセラピー(SET)は、腰痛、頚部痛、骨折後のリハビリ治療等の運動器系疾患や中枢系疾患(片麻痺等)に対する治療エクササイズへの利用とともに、スポーツ領域におけるファンクショナル・トレーニングに幅広く利用されています。
スリングが有する適度な不安定性(振動刺激)を利用した固有受容感覚機能の促通「Nurac: Neuromuscular activation」という新たなSETのアプローチが効果的に利用されています。

<レッドコードトレーニング1>
関節および心身機能の維持のために、ご高齢の方でも楽しみながら体幹と下肢の連動運動をおこなっています。
「お腹に力が入るのが良くわかるようになりました」

<レッドコードトレーニング2>
ご高齢の方の腰やひざの痛みに対し、歩行や立ち上がり動作の安定目的に立位でのバランス訓練を行っています
「階段や歩く時に転びにくくなった」

<レッドコードトレーニング3>
フルマラソンの足のケガに対し、筋力のバランスや動き方のクセを矯正するために、回旋運動を伴う負荷の高いアスリートレベルのトレーニングです。
「けがの部位の治療だけでなく、普段トレーニングしない全身を短時間で鍛えられ、楽しみながらやれ満足しています」

<レッドコードトレーニング4>
両下肢疲労骨折からの再発予防に、体幹の強化安定を図り走行時の体軸のブレをなくすためのトレーニングです。
「ランニングのフォームが良くなり走りやすくなった」

<レッドコードトレーニング5>
両下肢疲労骨折からの再発予防に、体幹の強化安定を図り走行時の体軸のブレをなくすためのトレーニングです。
「ランニングのフォームが良くなり走りやすくなった」 (トレーニング4、5共通))

●ヒアルロン酸治療について (注射治療)

ヒアルロン酸は目、皮膚、リンパ液、関節などにもともと含まれている粘り気のある物質で、潤滑油の役割をしています。
加齢により関節液中のヒアルロン酸濃度が下がると軟骨が擦れ合い、その破片が滑膜に炎症を起こします。
進行すると軟骨が磨り減って骨同士がこすれ強い痛みになります。
軟骨の磨耗が激しい場合には手術が必要ですが、軟骨が残っている場合にはヒアルロン酸注射が有効です。
変形性ひざ関節症、五十肩、関節リウマチのひざ痛などの痛みを抑えることができます。
症状により異なりますが、通常は1週間に1回、5回連続して注射します。理学療法を併用するとさらに効果的です。
下図は変形性ひざ関節症のイメージ図(中外製薬の資料より)

ヒアルロン酸注入治療

●訪問リハビリテーションline

訪問リハビリテーションサービスは、通院が困難な方のご家庭に当院の理学療法士が訪問して日常生活に直結した訓練を実施するサービスです。
訪問リハビリは介護保険により要介護認定された方がご利用できます。
介護保険の対象年齢でない方は医療保険での訪問リハビリが可能です。
具体的には、患者様の状態に合わせて以下のような訓練を行ないます。

1)関節が固くなることを予防
2)筋力維持・増強
3)歩行訓練(屋内外での転倒防止)
4)更衣、トイレ、食事動作訓練
5)ご家族へ介護方法のアドバイスなど

ご家族、ご親戚、ご近所の方、知人などで訪問リハビリをご希望される方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談下さい。
お問合せ:電話 03-5638-8181当院受付へどうぞ

●介護保険による短時間通所リハビリテーションline

*2019年4月からリハビリの期間が150日を超えた患者様の医療保険での運動器リハビリができなくなりました。
継続する場合は介護保険のリハビリを利用することになります。
*当院では介護保険による「要介護者の短時間通所リハビリ」、「要支援者の予防通所リハビリ」を行うことが出来ます。介護保険を使って、医療機関でのリハビリを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。

介護保険による短時間通所リハビリテーションでは、
医療保険でのリハビリが終了になった方でも、介護保険を利用することにより、当診療所のリハビリ施設(運動器リハビリテーション施設基準U取得)において、理学療法士によるリハビリが可能です。

送迎サービス(無料)をご利用ください。
車いすの必要な方、移動に支障のある方もご利用いただけます。
(原則として歩けない人が対象ですが、介護保険でのご利用の場合には状態にかかわらず送迎致します。)
お気軽にお問合せください。
通所リハビリテーションをご利用の方に限らず、医療保険で診療の患者さんも利用可能です。

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